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置場

妄想文を思いつくままに書き散らしています。更新頻度は低めの予定です。

2024.09.21
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2007.07.11

「地球へ・・・」ジョミーとブルー。














 あなたにそばにいてほしい



「君は強い。一人でも大丈夫だよ」
「…どうかな。あなたがそう言ってくれるのは嬉しいけど」
「自信が、ない?」
 頷きかけたが思いとどまって首を振る。示された答えにそうだと飛びつくのは簡単だったけれど、そうではないのだ。

 そういうことではなくて。 

「僕はまだ未熟で、あなたの跡を継いでうまくやっていけるかは分かりません。でもそれは自信があるとかないとか関係なくて、どうしてもどうにかしないといけないことだから」
「ああ、すばらしい心懸けだね、ジョミー」
 そう言って彼は嬉しそうに笑う。そんな顔はめったに拝めるものじゃない。とてもとても珍しいことなのだ。 彼はいつも、すべてを悟ったような儚さで笑うから。だから。 

 ――そんなふうに笑わないでください。いなくなってからのことを思い、そんなに明るく笑うのは。 

「ブルー、僕は一人で大丈夫だなんて思わない。駄目なんです、あなたがそこにいなくては」
「ジョミー、それは――」
「待って!」
 言いかけた彼の言葉を強引に制す。伝わらないもどかしさにはやる気持ちを押さえ込み、手元のシーツを強く握りこんだ。 

 違うんだ、ブルー。そうじゃない、そうじゃなくて。 

「僕はあなたに――ずっとそばにいてほしいんです。ブルー」
 視線をかっきりと彼に合わせる。強い光を持つ瞳は、すべてを受け入れるかのように深く。



「あなたを愛しているんです、ブルー」
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