置場
妄想文を思いつくままに書き散らしています。更新頻度は低めの予定です。
2007.06.06
「地球へ・・・」
トォニィ+ジョミーでジョミー→ソルジャー・ブルーのギャグ。
原作の1シーンから思いついたものですがアニメ設定も入り混じっています。ネタバレを含みますのでご注意を。
ある日の狂乱
暗い部屋の中、若きソルジャーは静止したホログラムの像を盲いた目で見つめている。背後に立つ赤毛の少年は、彼に歩み寄り、言った。
「またソルジャー・ブルーの像を見ているの、ジョミー?もう死んでしまった人なのに。なぜそんなにこだわるの」
すると間髪入れず、
『バッカヤローッ!!』
バシーンと派手な音を立て、思念ではたかれたトォニイはしばし呆然としたが我に帰り、机に手を置きフルフルと肩を震わすジョミーに抗議の声を上げる。
「な、何するのさ!いきなり!」
すると、ジョミーは肩越しにキッと振り帰り、
『お前はソルジャー・ブルーのことをなんにも分かってない!」』
「なんにもって…そりゃ分からないよ。僕、彼のいる頃は産まれてないし」
当然の理屈を述べても、ジョミーの興奮は収まらないようだ。子どもが駄々をこねるように頭を左右に強く振る(振り回すといってもいい強さだった)。ああ、本当に分かっていない…と嘆くような声音でつぶやくき、陶然とした声で語り始めた。
『いいか?あの人は強く美しく、そして美しい人だった」』
美しい2回言ってるよ、なんてツッコミは体をこちらに向けながら大きく身振りを付けて熱弁する今の彼には届かないだろうとトォニイは判断する。
『その美しさときたらもういるだけで目は奪われしかし手を出すなんて恐れ多い空気をまといながらもため息なんて付いた日には想像力たくましい思春期なんかはトイレへ直行したくなるほどの艶を持っていてそりゃもうどんな手を使ってでも一発お願いしますってなもんだったんだ!!(ちなみに僕は土下座した)滅多にない微笑みをたま~に見られたときなんかはもう何がどうなっても構わないと僕は」』
「僕にはジョミーが分からないよ…」
彼の強すぎる思念波にさらされ痛む頭を押さえながら、トォニイはいきりたつソルジャーの居室を後にしようとした。が。
『まだだ!まだこれからめくるめくソルジャー・ブルーの軌跡が』
「勘弁してよ!」
最初だけシリアスまがいに書いてみました。地球へ・・・で書きたいのは基本シリアスなのですが、思い浮かんだのはこんなネタ。何故。
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