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置場

妄想文を思いつくままに書き散らしています。更新頻度は低めの予定です。

2024.09.21
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2007.09.24

「地球へ・・・」
最終回のエピローグを妄想し勢いのまま書きました。転生ものとでも言うべきでしょうか。
もっとまともに書けたら文に昇格したいところです。





「何をしている。行くぞ」
「ああ…うん」
 隣を行くキースのよびかけに答える声は、我ながらはっきりしないものだった。
(そうだ、早く行かないと。サムを待たせちゃってるし)
 そう自分に言い聞かせてみても、足は言うことを聞かず動く気配を見せない。
 来る。そう感じた。
 何が?――分からない。いや、知っている。自分は確かに知っている。
 呆れて先を行きかけたキースを追うことなくそのままの状態で辺りを見渡したが、風景はいつもと何ら変わりない。
 先に行ったはずのキースは、まだ目の届く距離でチラチラとこちらを気にしている。
 行かなければ、と足を動かしたところで、すぐにそれは止まった。強い予兆が、その場から動くことを許さなかったのだ。
 斜め前方の離れたところで生い茂る木々に顔を向ける。
 誰かがやってくるのが、目でその影をとらえる前から分かった。
 そうして、緑の中を抜けてやってきたその人は、繁みを抜ける間に乱れた髪を片手で直してから、くっと顔を上げて立ち尽くすジョミーに視線を合わせた。
 その唇が笑みに形作られていくのを、ジョミーは呆然と口を開けて見つめる。
「ジョミー」
 微笑んだ彼から名を呼ばれたときにはもう、駆け出していた。

「ブルー!」
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